人は知らぬ間に育つのではなく
そうなる理由があるから
そのように育つ…らしい。
確かに
我が子をよくよく見れば
育てたようにしか
育ってない。
はて…
ぶうにゃん
お母さまの望むとおりに
お育ち遊ばしたのであろうか
著書によれば
お母さまは
ぶうにゃんがピアニストになることを
望んではいらっしゃらなかったらしい。
最終的にその道の最短距離と言える
環境を揃えたことになるけれど…
シューマンに恋した少年は
この道より
我を活かす道無し
とばかりに
音楽院で鍛え上げ
ついにはコンクールで
優勝するんだけれど
時々
お母さまが
ぶうにゃんに望んだことと
栄光を手にしたことは
繋がっているのかな?
と考えたりする。
本当なら
可愛らしい一人息子だもの
厳しくレッスンするより
夢に見ていた生活も
あったかもしれないなあ~
などと思う。
お盆を過ぎ
旧暦でお盆を迎える親戚の
お宅の盆供を支度しながら
ついつい天上にいる人達を思う。
ぶうにゃんも
お母さまや
伯母様のことを
思っているかしら。
天国では
世界各地繋がっていて
天国の共通言語があり
好きな時に
行きたい場所に行ける
…としたら
などと考える。
ただ
現世に生きる人とは
交信できないんだろうな。
お母様
ぶうにゃんの今を
どんな気持ちで
見守っているんだろう。
ぶうにゃんは
強く、気高く、優しく
日々を重ねていらっしゃいますよ
…きっと……
