えぇーい
鎮まれ 鎮まれ〜ぃ
こちらに御わすを
何方と心得る


第11回しょぱこん覇者
ぶうにゃん殿にあらせられる。


皆のもの
頭が高〜い


控え 控え〜ぃ
控えおろぉ〜〜。


止事無い を
写真に撮ったら
こうなるに違いない。


苦労や困難など
微塵も感じないご尊顔



この風体で
ピアノの前に座り
片腕をサッと上げ
最初の音を待つ瞬間は
当にピアノの貴公子なのだ。



あの、胸の高鳴りは
年を重ねて鈍感になった心も
烈しく刺激する。



イケオジの罪は
斯くも深いものなり。


さすれば
甘んじて
ピアノの海を
彷徨うことに
致そうぞ。


しかも
恋の病故
特効薬はおろか
じんわりと効く
漢方薬も無い。


しからば
なるように
流されるしか
ありませぬ。


でもさ

胸が痛くなるような
初恋と違うから


綿菓子みたいに
淡くて切ない軽さ
というわけでも無く


只々
ピアノが聴こえる場所から
遠巻きに見て
うっとりする
老いらくの恋だから
ぶうにゃんの
一番近くにいる人を
羨むことはない。



イケオジは
いつまでも
健やかで
幸せな
イケオジでいてくだされば
それだけで
充分です。



はて

今年の仕上がりは
如何でしょうか。