
我ら亜細亜圏の人種と違い
東欧圏の皆様は
かくも
お鼻が高く
鼻頭がはっきりしていて
美しい鼻筋を
お持ちでいらっしゃる。
鼻の穴だって
横の長さより
縦の長さの方が
格段に長い。
彫りが深いというのは
目鼻立ちがくっきりしていて
鼻頭から
数段低い位置に
淡い色の瞳が見え
顎の下を
クィッと親指で上げたような
形の横顔のことだろうか。
うわっ
ぶうにゃん
満点ぢゃん!
長い首から
ちょこんと見える
シャツの襟は
燕尾服の時
蝶ネクタイを引き立てる
あのドレスシャツだろう。
眼鏡は
コンクールの時の
牛乳瓶の底レンズだから
優勝間もなく
来日した頃かなあ。
我が
お館様とて
決して
お鼻は低い方ではないが
ぶうにゃん程の
凹凸のある
横顔ではない。
しかるに
我が最愛の
娘と息子も
非常に平坦な
サハラ砂漠の如き
横顔で成長した。
しかし
目 開いてる?
目の前に楽譜は無い。
見事に整理整頓された
脳内端末に
びっしり格納されていよう。
故に、目線を
どうしても上げるという
必要はない。
御自分の描く
理想の世界と
現実を
自由に往来しておいでか。
でも
横顔は
やっぱり
少しあどけない。
全方向間違い無しの
我が憧れの
美形ピアニスト
此処に参上……
のお写真だ。
なんともはや
美しいではありませんか!
こんなに綺麗な人の
綺麗なピアノを
聴けるのは
本当に幸運なことです。