相変わらず
タキシードがよく似合う。



左手を
ピアノに添える仕草が
本当に綺麗。


勿論
往年の一分の隙もない
尖ったような
両刃の剣のように
切れ味抜群の
若い頃と同じように
神々しいとは言えないけど
やっぱり
ぶうにゃんには
ステージとピアノと
スポットライトが
よく似合う。


ぶうにゃんも
そう思っているのかな


私の義父も
不随になった
足の機能を補うために
リハビリシューズと装具を
使っていた。


痩せて骨が浮き出た所が
装具の金属と擦れると
直ぐに出血して
化膿した。


ぶうにゃんは
大丈夫だろうか。



二年前より
去年

去年より
今年のリサイタルの方が
ぶうにゃんの目指す演奏に
近づいていますように。


色とりどりの小品の
一番最初の音だけでも
会場で聴けて幸せだと
そう思えたあの時は
2回目 3回目と
回を重ねる毎に
優しく美しく
響くように感じられて
やっぱりぶうにゃんは
すごいなあ〜と
ただただ胸がいっぱいに
なるのですが
今回も
あの素敵なタキシード姿で
魔法の箱を操り
夢の国へ連れて行って
くれるのかなあ。


できたら
サッカーにしか
興味のない子や
ポップスを好んで聴く子も
一度は本物のピアニストの音に
触れてほしいなあ。


世の中には
美しい物が
まだまだ沢山あることに
気づいてほしいなあ。


そして
ジェントルマンとは
斯くあるべき!と言いたくなる
ぶうにゃんの
タキシード姿を
見てほしいなあ。


技術の裏付けがあってこその
お衣装だから
あんなに素敵なんだよ…



スポットライトを浴びるのは
努力と天賦の才が
あるからなんだよ…


キミにも
思いも寄らない才能が
隠れているかもしれないよ…