珍しくアスコットタイ。
首がすらりと長いから
まあ何でもよく似合う。
チラッとしか見えないから
よく解らないけど
多分タイとお揃いのポケットチーフ。
それも
嫌味なく
すんなりと素敵にお召し。
ポケットから出た親指
なんだか
人間としては長すぎやしませんか?
決して決して嫌いなわけではない。
寧ろ好きなのだ。
今ほど喫煙者に厳しい世の中ではない頃
オトナの男性の小道具として
タバコは絶対的な好位置にいた。
煙を燻らす様も
残り香でさえ
小娘の心臓をときめかせる
何とも言えないアイテムであった。
それを
長く細い…しかも
美しい手で
タバコを持った日にやあ
心臓の鼓動は1メートル四方に
轟き渡る。
ぶうにゃんは
病や怪我で
入院もしなければならなかったろう。
暫しの間は禁煙もなさっただろう。
いつぞやの車椅子でのお写真は
入院中かリハビリ中
どうにもこうにも
我慢できなくなったのか
スモーキングタイムを確保しに
お外に出た時の一瞬らしい。
私は昭和生まれだから
今の女性ほど
タバコの嫌悪感はない。
勿論体の為には
そこそこの本数にしてほしいけど
我慢が過ぎて
イライラと小言をいわれるより
スパスパと煙を景気よく
吸い込んでくれた方が
周りも平和だ。
しかも
それがぶうにゃんともなれば
うっとりと
見つめてしまいそうだ。
肉体的な健康と
精神的な安定の
どちらを選び給うたか。
ぶうにゃんならば
笑って許してあげる。
