
会場ロビーに
山葉製グランドピアノが
展示してあった。
以前
嵐のようなコンサートツアーを
していた頃には
このピアノが舞台を飾り
ぶうにゃんに寄り添ったのかなあと
思いを馳せた。
ピアノという楽器は
私が小学生の頃
体育館の舞台にあって
校歌や君が代の伴奏をしていた
あのピアノから
大きな変化はしていないように思う。
でも
プロにしてみたら
日々何かしらの
進化を遂げているのかもしれない。
そう思って見ると
先日のぶうにゃんの魔法の箱は
山葉さんちのこのコより
大分大きいように思う。
それでも長い時間
沢山のピアニストを彩ったはずの
このピアノが
とても、いじらしく
可愛らしく思えた。
触れることはできなかったけど
そっと撫でて
お疲れ様でした
ありがとうございました
と声をかけたくなった。
ピアニストに歴史があるなら
ピアノにも
深くて色濃い歴史があるんだろうな。
物は言わないけど
ピアニストの個性を
一番良く理解しているのは
ピアノではないかと思う。
ぶうにゃんが
今も 以前も これからも
ピアノに愛される
豊かな才能を持ち続ける
ONLY ONEピアニストで
ありますように
…と思わず
ピアノに願った。
私にとってぶうにゃんは
替わるものの無い
たった一人の
天才魔術師…ではなく
万能ピアニストなのです。
会場に響く音を
真剣にチェックする
素敵な姿勢を
いついつまでも
温かく見守ってくださいね。
と、日本語で
心の声を発した。