
前回は無かったアンコール。
今回は笑顔で現れ
再度ピアノに左手を置いて
頭を下げてくださり
一部の最初の時のように
椅子に腰掛け
ステッキを置いてから
徐ろにピアノに向かった
ぶうにゃん。
去年のテレビ番組で
八ヶ岳では
体力が続かなくて
アンコールはできなかった…と
ナレーションが入った。
だから
今回、
アンコールに応えてくださった事が
本当に嬉しかった。
(去年、東京では応えてくださった)
勿論別れ難い気持ちもある。
それ以上に
この1年5ヶ月の間の
ぶうにゃんが重ねたはずの
努力や研鑽が
ただただ有り難くて
拍手をしたままの位置で
手を胸に当てて
演奏を聴き
有限になった時間を
惜しんでいた。
雪をバックに
夢のようなコンサートだった。
本当に美しくて
ぶうにゃんのピアノの音だけが
音楽堂に響いていた。
お客様のマナーも
最高クラスだったのではないかと
ど素人は思う。
テラスの外に鎮座していた
犬のような
ライオンの赤ちゃんのような
このコも
ぶうにゃんの再起を
心から望み
それが叶って
安心したことだろう。
ぶうにゃんのマズルカは
頗る良い。
リズミカルで
ピアノの周りで
民族衣装を着た娘さんが
楽しそうに踊る様が
私にさえ想像できる。
本当に
素敵で有難い
アンコールだった。
