そりゃもう

お上手だからに

決まってんじゃん。



何を仰るウサギさんだ。




お解りかな?

妙心どの…だ。




でも

ご当人はともかく

客席の耳がこえた

ワルシャワっ子や

審査員の皆々様が

どの辺りで

ぶうにゃんは只者ではない

とお気付きになったか

興味がある。



やはり

ポロネーズだろうか



万雷の拍手に

つい椅子から立ち上がった

ワルツだろうか




自他共に

確信したのは

協奏曲ではないかと

思うのだけれど

海千山千の御歴々は

最初から

何かを感じていたかもしれない。



ワルツの後

ぶうにゃんにお花を渡した

可愛らしい女の子は

あの時には

すっかり

ぶうにゃんのピアノに

恋をしていたはず。



あの

ルイ君だって

恋をしたのだから。




その後

誰がどんな評価をしたって

私は気にしない。



あの時

原石を拾い上げてくださったことに

ひたすら

感謝している。



さあ、

今日も値上がりラッシュに負けず

オイチイご飯作ろう!



ぶうにゃんのように

金メダルは頂けないけど

やるっきゃない。