コンクールで

元帥の協奏曲1番を

演奏した後は

精魂尽き果てました…

と身体全体が発していた。




これは

コンクール翌年の

日本公演で

とやま御大と奏でた

協奏曲1番を弾き終えたお姿。



コンクールは

長い長い闘いだそうで

最終ステージ迄に

精神的にも肉体的にも

極限状態になることは

多くのピアニストが

お話なさっている。



我がボンクラ人生を振り返っても

人生を賭する  とか

心身共に極限である  とか

万民の耳目を集める  などと

そんな経験は無いので

元帥のコンクールって

厳しいなあ〜という

誠薄っぺらな感想しか

思い浮かばない。



都合40分の演奏後

東京では

ニコッとする。







コンクールを

エンジン全開で

乗り切った後の

言わば惚けたような姿とは

全く違う。



ピアニストとして

余裕ができたのかと

思うけど

コンクールを乗り切った

満足感  安心感が

こちらにも伝わってくるような

コンクールの協奏曲1番が

やっぱり大好き。






解り難いけど

コンクール

弾き終わった瞬間。


背もたれも無いのに

身体を後ろに反らしてる。



ピアニストには

余裕があった方が良いのか

切羽詰まった方が良いのか

全くわからないけど

私は

コンクールの

協奏曲1番が

大好きだ。