ピアノの前にいると

神経質で

気難しいように見える。



でも

こんな笑顔を見せられると

本当は

ただ恥ずかしがりやなだけで

平熱が36.7度くらいありそうな

柔らかくて

ユーモアのある人に

見える。



少し垂れた目のせいかな


それとも

緩めたネクタイのせいかな


気ままにカールした

髪の毛だからかな



何の確証も無く

研究したこともない

我がぶうにゃん眼鏡理論ならば

これは

コンクールから

間もなくの頃ではないか。



ツルが

違うっちゃあ

違うようにも見えるけど

まあ

時期的には

コンクールから然程

時間が経っていないだろうと

思われる。



私の大好きな左手も

程よく握られ

アップに充分耐えられる。



コンクールや演奏会に

ニヤニヤと

緊張感皆無の人は

なかなか居ないだろうから

ピアノの前のぶうにゃんも

リラックスしたぶうにゃんも

どちらも素なんだろう。




はて、今

ピアノに向かう時の

お気持ちは如何なりや。




舞台経験豊かであれど

ピーク時でも

舞台袖から舞台に出るための

ドアを開ける瞬間は

手が震える程怖いと

仰っていらした。




レッスンは

幼少からの習いで

生活の一部だろう。




ピアノとの付き合いも

半世紀を超えたかもしれない。




それでも尚

今でも緊張するのかなあ。




人間らしくて

素敵だけど。




さあ、

コンサートツアーの

一つ目は

無事に終えましたね。




いよいよ

今月からは

再び

コンサートピアニストとして

スポットライトを浴びるのですね。




素のぶうにゃんが

心の底から

達成感を掴めるツアーに

なりますように。