ふっくらと

緩やかな頬が

幼さを物語っている。



この眼鏡だから

コンクールから

間もない頃なんだろう。





三十歳手前で

コンクールの時の映像を見ると



少年の頃の自分を見るのは

恥ずかしい



自分の演奏したビデオを見ると

つい微笑んでしまう



と仰せだ。





見た目は兎も角

未だ少年だったぶうにゃん。



恥ずかしそうな瞳と

軽やかな巻き毛が

少年らしさを醸し出している。



うーーーん。


今の

ロマンスグレイ満載ぶうにゃんと

比べてみる。



可愛いさ。

そりゃもう

ほっぺ ツンツンしたいくらい

可愛らしい。



でも

酸いも甘いも

知り尽くした

今のぶうにゃんの

勝ちだなあ。



ニキビが似合う

幼いぶうにゃんも

ほっとけないくらい

可愛い


でも

軍配は

40歳過ぎた頃からの

落ち着いた

ぶうにゃんに上がる。


好きなんだなあ。




な〜んか

ソフトクリームが

似合いそう。



お風呂の後は

プリンやゼリーを

選びそう。



多分今は

同じ甘い物でも

落雁や琥珀糖を選びそう



湯上がりには

シャインマスカットを

三粒か

よく冷えた

ほうじ茶なんか

飲みそう。




この幼さも

ずっと見つめていたいくらい

大好きだけど

笑う より

微笑む が

よく似合う

今のぶうにゃんが

大好きだなあ。




はて?

私はいつになったら

成長するんだろう。




歳は取ったけど

見た目だけ年相応で

している事は

アイドルにゾッコンな

キラッキラの

お嬢さんと変わらない。



情けないけど

見限らず

根気よくお付き合いくださる

お館様に感謝して

安心して

ぶうにゃん道を

突っ走ろう。



おーし

今日も

エンジン全開

フル回転で

行くぞ‼︎