上半身はともかく
下半身が長すぎる
ファッショニスタぶうにゃん。
この高貴な雰囲気が
イタリアのヴチェンツァにある
古代ローマの野外劇場を模した
テアトロオリンピコに
なんとも良くお似合い。
燕尾服というのは
背中が
燕の尻尾のような形にカットされた
裾になっていて
前身頃が短いジャケットスーツ。
シャツやネクタイにも
細かな決まりがあるらしい。
何にしても
この絶妙な加減が
前から見ても
横から見ても
バックシャンでも
とにかくスマートに
素敵に見えるのだけれど
あれは誰にでも
似合うのだろうか?
いやいや
そんなはずはなかろう。
神様から頂いた
八頭身
いや8・5頭身
おおよそ9頭身とも言える
人間離れしたスタイルの
ぶうにゃんなればこそ!
立っても
椅子に腰掛けても
歩いても
お辞儀しても
勿論ピアノを弾いても
文句のつけようが無いほど
美しい。
その分
胴長○足の為の
民族衣装である
着物は今ひとつだろうか。
雑誌で見るのは
温泉宿御用達の
浴衣なんだけど
これが褒めようがない。
大体がバ○ボンみたいに
丈が短く
合わせから見える胸は
ガーリガリの薄っぺらだから
とても似合うとは言えない。
であるが!
居合い抜きの胴着
或いは
お点前をなさる為の
お着物に袴のお姿は
似合わぬ訳がない。
見たことないけど…
前から思っている。
着物なら
お濃茶からお薄の
グラデーションが似合いそう。
ピシリと糊の効いた足袋に
腰にお扇子なぞ
挟んで
静々と廊下を歩いた日には
その日までの記憶を失ったとて
構うものか!と
叫びそうだ。
母国の
コサックダンスの
あのお衣装の
数倍良く似合うはず。
あぁ
今日もおやつが美味しい。
ぶうにゃんは
美しい。
私は
幸せなのだ。
