終戦記念日に寄せて




私は戦争を知らない



これは

決して当たり前ではなく

いつ、何時

どんな事が起きても

不思議ではない

今の世の中に生きて

偶然なのかもしれない。




終戦記念日になると

いやでも

こういう記事が目に入る。



とても怖くて

恐ろしい事が

日本を襲ってから

未だ80年ほどしか

経っていない。




あの時

ぶうにゃんのような

自由で才能溢れる

ピアノ奏者が

世に出ることなく

大空に散っていったんだなあ。



銃や操縦桿を握るより

ピアノの鍵盤を叩き

ペダルを操り

思い切り

好きなだけ

演奏したいと

渇望した

若い若い青年が

沢山いたんだろうな。



ピアノだけでなく

野球を愛した人も

綺麗な絵を描いた人も

沢山いたんだろうな。





昔話の絵空事ではない。

日本の紛れもない歴史であり

世界では

今も闘い続けている

将来有望な芸術家が

しなやかな美しい手に

武器を持って

闘っているんだろうな。




ぶうにゃんが

その才能を潰すことなく

ピアニストでいられたことも

奇跡なのかもしれない。



今日は

ピアニストぶうにゃんで

いてくれることに

感謝しながら

ピアノを好きなだけ

弾くことが

叶わなかった人達を

偲ぼう。



平和であることは

本当に

幸せだ。



ぶうにゃんのピアノを

心から楽しめることに

深く深く感謝しよう。