私には
アリンコの脳みそほどの
文才もない。
解ってはいる。
それでも
乱筆ながら
書きたいことは
溢れてくる。
ダダダーっ
と打ち込んで
一息吐くと
タイトルを選ばねばならぬ。
これが
意外と厄介だ。
そもそも
書きたいことを
簡潔に解り易く書くというのが
私には無理難題で
思い浮かんだことを
忘れない内に
書き留める。
脈絡も文体も
起承転結も
まるで無い。
わあ、きゃあ
ぶうにゃん
好き 好き 大好き
を繰り返している。
馬鹿だなあ。
でも止められぬ。
もっと真剣に学んでいれば
言葉を沢山、正しく
知識として蓄えられたものを
終業チャイムだけを待って
椅子に座っていた
由々しき学生であった。
その成れの果てが
これである。
茶の湯の道を齧った時
教えて頂いた言葉や
お墓参りに行った時
お寺の門の脇にある
小さな黒板に書かれた言葉に
グッときた時は
なんとなく覚えている。
でも書きたい事を
先に書くから
簡単明瞭に内容を表す
短いタイトルは
なかなか見つからない。
だから。
タイトルは勿論
内容も
簡潔とは言い難い
それもこれも
一筋縄ではいかない
マルチ ピアニスト
ぶうにゃんのことを
書いているのだから
しかたがない。
ぶうにゃんは
簡単明瞭な人ではなく
複雑怪奇な人なのだ。
困ったことに
ぶうにゃんの
そういう所が大好きだから
インタビューを読むのが
大好きだ。
思い起こせば
去年のコンサート。
トークタイムは
同時通訳って難しいんだな
と思ったっけ。
その後のテレビ番組では
字幕がついていて
とても解りやすかった。
まさに
簡単明瞭な字幕だった。
