父上の協奏曲一番。



動画サイトで

毎朝の日課である

ぶうにゃんの英雄を聴きながら

日記帳に再生回数を書き取り

ふむふむ

+500回再生か

5年に一度のコンクールの時は

700〜1000回は

増えてたなあ

と思いつつ

昨日の出来事を

書いてゆく。



5年日記だから

1日分は5行ほど


備忘録に近い。




去年の東京公演から

2か月程位過ぎた処。



あの時の心情は

一段上に書いてある。


書いておきたい事が

溢れているらしく

ブログの編集記事が

つまらない事で

増えていく…と

愚痴っている。



そうしているうちに

ポロネーズが終わり

自動的に選ばれた

次の演奏が始まる。



だいたい

エオリアンハープか

バッハのイタリア協奏曲

といったところが

再生されるのに

今朝は珍しく元帥の協奏曲だ。



4分間のオーケストラ演奏が流れ

いよいよ!

と思った時

何となく

あら?と思った。


まあ

バカ耳だし

気のせいか…と

思ったのだけれど

やっはり違う



変だなあと思い

画面を見てみると

ぶうにゃんではなく

父上の演奏だった。



音…ではなく

弾き方が違っていた。



我がバカ耳も

呆れるほど聴き続ければ

ぶうにゃんではない!

ということは

解るんだなあと

ぶうにゃんの病に侵された

オメデタイ頭を撫でてやる。



変化が乏しかった

オバハンの生活が

突然彩り豊かになって

丸2年と5ヶ月。



病は一向に治まらず

相変わらずの毎日だ。



それでも

バカ耳だと信じて疑わなかった

我が性能が怪しい耳も

毎日同じ曲を聴き続ければ

成長の兆しが見えるんだ!と

得した気分になった。



で…

父上には

大変申し訳ないけれど

私はやっぱり

コンクールの最終予選の時の

ぶうにゃんが弾く

協奏曲一番が

大好きだなあと

思うのであった。




その後…

父上の演奏を

最後まで聴くことなく

ぶうにゃんにチェンジ。



老いらくの恋は

若干見え難くなった目に

サングラスをかけたかのように

都合の良い物しか見えず

お館様のお小言は

8割方聞き流すのに

ぶうにゃんか

そうでないかは

割と早く聞き分ける

誠にご都合主義で

楽しい物なのだ。



今日も

ぶうにゃん全開で

突っ走るとしますか。