天然にカールした

金髪の前髪が

パラリと落ちている。



天然パーマというのは

なかなか扱い難い。


先ず言うことを

聞いてくれない。



雨が降りそうな

じっとりとしたお天気の日は

しつこい位

ドライヤーを当てても

己れの行きたい方向に

毛先を向ける。



こんな風に

パラリと

格好良く

前髪が落ちるとは

大分汗で濡れていたのか。



プールの後は

ほぼ直毛になるのに

乾くに連れて

クルクルと動き出す。



ぶうにゃんも

可愛らしい天然パーマの

御髪なのだけれど

この時は

シャンプーのCMみたいな

サラサラヘアに見える。




にしても…である。



いつも思う。


ワルシャワでは

ピアニストの左側に

カメラを設置したのか…



大体右側の御尊顔を

見せて頂く事が多いけど

アナ嬉しや

貴重な左側の横顔を

見せて頂ける。



でも

少し高い所から

撮った風だから

吊り下げているのかな。



今ほど

コンピュータ制御された

録画機器があったとは

思えないから

カメラは動かすことなく

ピアニストの

手元と左側の姿を

捉えたままだっんだろう。



zoomはしてくださっている。




ぶうにゃんの

高貴にして

麗しいお姿を

たっぷり堪能しつつ

秋の八ヶ岳までは

まだまだ時間がある!

とばかりに

いそいそとオヤツを選ぶ。



こちら側からの映像は

私が大好きな左手を

隈無く楽しませてくださる。



ぶうにゃんの左手は

鍵盤を叩く度に

魔法の粉を振り撒く。




あぁ

今日も又

素敵な魔法にかかってしまった。



やはり

ぶうにゃんは

素敵なのだ。