こういう仕草の
ひとつひとつを
苦もなく優雅に熟す。
器を持つ手も
御作法する手も
まるで
DNAに日本人が
組み込まれたかのよう。
西洋で紳士の嗜みといえば
馬術と剣術だろう。
我が日本では
剣術というより剣道
マナーというより
作法一般である茶道だ。
騎士道より武士道だし
美術より算術だった。
何処の国の先人の教えも
そうだろうけど
よい人間になる為に
技と自身を磨いたんだろう。
ぶうにゃんは
西洋の人だけど
東洋の道も
サラリとやってのける。
この人に苦手なことは
あるのだろうか?
強いて言えば
陸上競技ならば
長距離より短距離を
選びそうだという気がする。
それとて
本当は
どちらが得意で
どちらが苦手か解らないけど。
ただ
ぶうにゃんは
やらなければならないなら
乗馬もフェンシングも
テーブルマナーも
完璧にできそうに見える。
紳士だからね。
このハンサムピアニストに
お点前をした方
緊張しただろうなあ。
この
比類なき
麗しい御仁に
恋せずいらりょうか‼︎
私なら
手が震えて
カチャカチャと
不粋な騒音が
響き渡るだろうなあ。
紳士ぶうにゃんの世界と
平民の私の世界には
渡り廊下がないらしい。
ちーーーん。
残念でした。
