
ぶうにゃんは
お洒落さんだから
そもそもシャツ一枚でのお出かけの
お写真はなかなか無い。
これもご自宅で
お稽古の後、
寛いでインタビューを
受けているのだから
これは
極々普通の
ワイシャツだろう。
どのお写真だったかなあ?
パイロットシャツを
驚くほど素敵に
お召しの物があった。
ぶうにゃんは
文系男子らしく
大変華奢で
穏やかな印象の若者だったけど
パリコレモデルもかくや…
というスタイルの良さだった。
肩幅も
パイロットシャツに
お誂えに充分あり
袖から出た手は
これでもかと繊細で
武器なぞという
無粋極まりない物は
全く似合わない
お姿だった。
大国が
お隣の同胞とも言える
美しい国に攻め入って
早一年になる。
ぶうにゃんが
戦争という
凡そ知的とは言えない
物騒なことに
手を染めることなく
お過ごしなのは
彼のピアノの信者たる
ワタクシメには
僥倖この上なしなんだけど
哀しげな憂いを帯びた
美しい瞳の人達を見るのは
本当に辛い。
1日でも
半日でも
3時間でも
30分でも早く
終結するようにと
ぶうにゃんの
ピアノを聴きながら
心から思う。
して、
大国の大将は
美しい物が
美しく見えるのだろうか?
甚だ怪しく思う。