『音楽に於いては

 計算するとか

 予め何かを引き出すのは無理。


 コンクールに参加する場合

 準備をする段階で

 一位を取るぞという

 気持ちはない。


 自分は何を持っているのか

 今後私は

 何をすべきか

 それを自分なりに判る為に

 コンクールに参加しました。

 将来について

 不安でいっぱいだ』



コンクール後のインタビュー。


積み重ねたお稽古の時間を

以ってしても

常に安定した演奏は

難しいということか。




安定というより

同じ…というのかなあ。



やはり

ピアノは…

ピアノ演奏は生きているし

会場には魔物がいるんだろう。



プロには解る

演奏の良し悪しもあるんだろうか。


お客様との

一体感も

常にあるとは

言い切れないかもしれない。



そう思うと

一期一会である

コンサートは

なんと尊いものか。



ツアーというものは

先ずは箱?から

押さえていくものだろうか?



ピアニストは

その国に愛される

しかも

自分らしく

できれば

前回とは異なる曲想の

メニューを

二通りか

三通り用意するのだろうか?



準備期間は

どの位あるのだろう。



その上

アンコール曲も

ある程度用意するのだろう。



お客様の熱…というか

温まり具合で

多少の変更を

なさるのだろうか?




コンクールはある程度

課題が決まっているものの

演奏順も

意外に大きな要素かもしれないと

素人は思う。



協奏曲はともかく

それ以外は

ピアノとピアニストは

互いを信じ合いながら

直向きに演奏するのだろう。



想像しただけで

岩山の鋒に

一人で立っている気分になる。



機会があれば

もっともっと

演奏会に行きたいなあと

思うのです。




たとえ

真っ直ぐに好きになれたのが

遅くなったとしても

ピアノが好きだと

心底思えたことは

幸せなこと。



毎日心で


BRAVO

ぶうにゃん!


と叫ぶ

脳みそが発酵しすぎた

私なのでした。