外山御大とのリハーサル。
この時のぶうにゃんも!
かなり好き。
青くて硬くて一途な
若い若いぶうにゃん。
この時も
お目付役の軍人さんが
ついて回っていたのかな。
可哀想に。
ぶうにゃんだって
この頃は未だ
生まれた国から
飛び出そうなんて
少しも思って無かっただろうに。
見たい物を見て
食べたい物を食べて
歩きたい場所を歩くだけの
普通の楽しみは
手にすることは
出来なかったんだろうな。
そんな中でも
お友達がいることは
私でさえ
ホッとする。
先日のドキュメンタリーで
肩の具合が悪かった時
会いに行ったお友達がいた。
思うように気軽に
お付き合いはできなかったかも
しれないけれど
そんなお付き合いでも
未だに続いていることに
何の関係もないオバチャンは
安心して胸を撫で下ろす。
幼い頃から
パパに愛された記憶が無く
その後も
お母様との時間以外は
温かいとは言えないかもしれないから。
コンクール前と
コンクール後でも
お付き合いが変わらない友人が
ぶうにゃんにもいることに
他人事ながら
安心したりしている。
ぶうにゃんの人生は
起伏が激しく
風景も様々で
色濃いなあと
この幼い横顔を見ながら
思うのであります。
周りがどんなに変わっても
ぶうにゃんの身体が
どんなに辛い目にあっても
ピアノと奥様が傍にいてくれれば
ぶうにゃんは
きっと
いつでもこの頃の心を
思い出せるに違いないと
私は思うのです。
それを天才と呼ぶのか
努力家と呼ぶのか
解らないけれど
天才は1%の才能と
99%の努力でできているそうだから
やはり全人口の数%なんだろう。
でもね、
ぶうにゃんは
物書きになっても
絵描きになっても
学者になっても
頭角を現したと思うのです。
天晴れ
ピアニストぶうにゃん。
