
ドキュメンタリーのね、
最後の方で
奥様を指さして
君の本も書けるといいね…って
言うとき
奥様を指差して
直ぐに引っ込め
胸の前でグーの手にする。
既に大量にある
ぶうにゃん大好き箱の
お宝に
入れなければならない。
リズミカルで
ユーモラスで
キュート。
まるで
ハリウッドスターの
映画の一場面のよう。
ハリウッドスターって言ったって
誰でも良い訳じゃない。
世紀の2枚目俳優なのだ。
ロバート・レッドフォード
又は
ブラッド・ピッド
さもなくば
グレゴリー・ペッグ
ついでに
クラーク・ゲーブル
名だたる正統派2枚目俳優の
ご歴々みたいなのだ。
奥様は唯一無二であり
ぶうにゃんにとっては
クレオパトラか楊貴妃か
なのだろうが
世が世であるならば
ぶうにゃんのお隣には
オードリー・ヘップバーンか
エリザベス・テーラー
でなきゃ
シンディ・クロフォードが
並んでもおかしくないって
ことになる。
偉いこっちゃ。
ぶうにゃんは
ピアノを弾かねばならぬ。
銀幕などを飾る暇は無い。
しかし
世界の要求には
多少なりとも
答えなければならぬ。
人気商売だからね。
……と
こんなことばかり
考えている。
お館様に
おバカは死ななきゃ治らん。
3回死んで顔洗って
出直して来い
と言われるわけだ。
なあに
3回死んだとて
3回生き返って
同じ人生を繰り返そうぞ。
ぶうにゃん
お覚悟召されよ。
かーっかかかか〜
わーはっははは〜
馬鹿笑いは罪にはならない
有り難い日本に生まれたのは
我が夫婦にとって
この上なき僥倖だ。