NHK様より拝借しました。
性懲りもなく
録画した番組を見た。
ピアノの神様も
人間の子供のように
好きな子には
ちょっと悪戯したくなるのかな。
順風満帆に見えた
ぶうにゃんの演奏生活も
もしかしたら
傷つくことが
多かったのかもしれない。
口さがない噂話に
嫌気が差したことも
一度や二度ではないだろうな。
長い足で
悠々と歩いてきた道を
振り返るより
目の前に広がる景色を
楽しんでいたのかもしれない。
そんな
穏やかな生活のなかの
アクシデント。
神様は
何を試そうとしたのだろう。
ぶうにゃんの強さなのか
ピアノに向けた愛情なのか
他に替わる物があるかないか
なんだろう。
結局ぶうにゃんは
ピアノの前に座り
言葉より雄弁な
音楽を選んだのかもしれない。
身体の四肢を
細かく使うピアノ演奏なのに
少なからず
機能を損なったぶうにゃん。
よくぞよくぞ
立ち直ってくださった。
ピアノの神様は
好きなぶうにゃんに
意地悪を仕掛けたけど
ピアノを弾くことができるように
両手は守ってくれた。
気遣ってくださったのかな。
できれば
怪我なんかしてほしくなかったけど
舞台を離れたまま
動かないぶうにゃんに
未だ頑張れる
君ならできるよと
言いたかったのかな。
何にしても
ぶうにゃんは
ピアノと共に
これからも歩くことを
選んでくれたのだ。
神様の悪戯は
満更でも無かったと
言うべきだろうか。
どうか
今後は
こんな悪戯はしないで
ピアニストぶうにゃんを
お守りくださいね。
辛いはずのお二人の方が
明るい笑顔だから
救われますね。
