動画を見ていると

時々ぶうにゃんは

椅子から腰を上げて

渾身の力で弾いている。



打楽器であるピアノ故

ここぞという時は

より大きく

より豊かに響かせたいと

そう思えば全体重をかけて

弾くのだろうと思う。



小柄で体重の軽い

女性ピアニストさんは

そんなお姿もよく見る。



男性ピアニストさんも

そうなのかな。



悲しいかな

ぶうにゃん偏食のため

一般的なことかどうかが

よく解らない。



男性ピアニストの場合は

体重ではなく

思いを乗せる為なのかもしれない。



さりとて

今更他の人が弾く

英雄ポロネーズや

協奏曲一番

アンダンテスピアナート

華麗なる大ポロネーズ

などなどを聴く踏ん切りも

なかなかでてこない。



生きているのだ。


未解決の事があったとて

いいではないか。



私にとっては

ぶうにゃんこそが

唯一無二なのだ。



こうして

ぶうにゃんにとっては

何の役にも立たない

ファンの一日は

穏やかに過ぎてゆく。



して…

椅子から半分立ち上がる問題は

終着するのだろうか。


今は

ドラマとて

はっきりした

ハッピーエンドは少ない。


私にとって

不思議の塊である

芸術家のことなれば

易々と答えが出るものか。


お館様のご機嫌や

今晩召し上がりたい物も

見通せぬ

洞察力欠落人間なのだ。



未解決問題が

一つ増えようが

何ら問題は無い。


明日からも

お気楽に

ぶうにゃんのピアノだーいすき!

と言いながら

スキップしようではないか!


頭が軽いからと言って

易々と天国への階段が

下りてくるとは思えないけど

今!天国なのかもしれない。



それほど

ぶうにゃんのピアノは

不思議な力を秘めている。