ぶうにゃんのお祖父さまは
芸術家には生まれた国と
イタリアという二つの祖国がある
と仰せになった。
ぶうにゃんも
あの国を散歩するのが
お気に入りだった。
だからとて
髪を染める程
短絡的発想は無いだろう。
お髭の色も濃いから
光の加減だろうが
髪が色濃く見える。
それはそれで
嫌いになる理由にはならないから
いいのですが…。
このお召し物のコーディネートは
奥様だろうか。
奥様にもbravoだ。
ぶうにゃんが
2倍も3倍も素敵に見える。
濃紺のダブルのジャケットに
サックスのワイシャツ
ブルー系のスカーフに
友布のようなチーフ。
金ボタンだからブレザーで
パンツはグレーかな?
一番好きなスタイル。
襟にはいつものピンバッジ
広い肩にジャケットが
眩しいくらいによく似合う。
伏せた目には
知的なフレームの眼鏡。
顎の割れ目も
はっきりくっきり。
メンクラに出ても
表紙を飾れる。
今も普段から
お洒落なんだろうか。
あの車椅子に乗った時でさえ
パジャマが
お洒落なセットアップに見えた。
ぶうにゃんは
素材のままが
一番美しい。
