暖かそうなコート姿
正面から光を浴びて
眩しそうなぶうにゃん。
何処かの国でリサイタルがあって
束の間の息抜きを
楽しんでいるのかな。
今はなかなか見なくなった
木のベンチに腰掛けて
後ろには
プランターにお花がいっぱい。
風が無い日なのか
綺麗に撫で付けた髪はそのまま。
ピアノがなくても
絵にはなるけど
どうして手持ち無沙汰に
見えるんだろう。
傍にピアノがあると
余裕のある微笑みと
堂々とした仕草で
お写真に収まるのに。
ピアニストだもの。
モデルさんや俳優さんではない。
眩しそうなぶうにゃんだけど
眩しいのは
ぶうにゃんだよ。
金髪に太陽の光が透けて
直に見ているんじゃないのに
目を細めたくなる。
眼鏡を作りに行っても
まだ老眼鏡は必要ないですね
と言われるけど
ぶうにゃんの
素敵なお写真を見るために
もう少し老眼から距離をとりたい。
姿勢が悪くて
歪んでしまったネクタイを
微笑ましく見つめたい。
今日も田舎町の一日は
平穏に過ぎていきます。
ぶうにゃん
ありがとう。
