ショパンコンクール本選。


ぶうにゃんの後ろに見える

ヴァイオリン奏者の女性が

若くて美しい。



座った位置からすると

主席ヴァイオリニストとか

コンサートマスターとかいう

重責を担う実力者だろうか。

演奏後、ぶうにゃんが握手していた。



しかし、

若すぎる。



知り合いに

市民楽団のコンサートマスターの方が

いらっしゃるけれど

それなりのお年である。

ピアノを弾く奥様と

演奏を楽しまれるという

誠に優雅な生活をしておられる。




しかして

この美人ヴァイオリニスト。


天は

割と簡単に二物を与えるんだなあと

彼女の前でピアノを弾く

これ又天賦の才と

圧倒的ビジュアル保持者の

ぶうにゃんを見てそう思う。



世の中には

何の才能も無い

私のようなポンコツも

いるというのに。



そうそう

先日、

ヴァイオリンとビオラとチェロの

合奏を聴いた。



耳に素直に入ってきたのは

ビオラだった。


私はどこまでも

低音が好きらしい。



今更生まれ変わった気持ちで

新しい楽器に立ち向かう気力は

残念乍ら無い。



でも、

最近好きになった曲や

良いなと思う音が増えた。


音楽に触れる幸せを

実感している。


たとえ、気まぐれな神様が

私に何かの才能を

渡し忘れたとしても

素敵な音楽に出会う運命を

授けてくれた。



なによりも

神様はぶうにゃんという

素敵な音楽家を

世に遣わしてくださった。



私の無才無能は

良しとしよう。



ん?

努力をしたっけな?


あっ、そこか!

私に無いのは才能じゃなくて

人間力であったか。



今更ながら

母に申し訳なかったと

謝ろう。



お館様は承知の上で

私の人生を背負ってくれたんだから

今後も是非頑張って頂こう。