受賞者の記念コンサート。
ショパンコンクールなのに
ハイドンを弾くぶうにゃん。
縛りがないのかな?
コンクールが終わったから
ショパン以外の選曲をする人も
それほど
珍しくないのかな?
あの時のコンクールの
本選出場者の
ガラコンサートの模様を撮った
ディスクが一枚ある。
ただ、舞台は
戦いの舞台になった場所ではなく
何処かのお宅。
ピアノはお洒落な白。
ぶうにゃんは
ポロネーズを弾いている。
コンクール予選とは
少し違うポロネーズだ。
ただ、
異彩を放つ
を目の当たりにした。
ぶうにゃんだけでなく
本選出場者が演奏している。
なんだろう。
煌めいている。
ダイナミックだ。
何より
心に残る。
これは
極めて個人的な好みだけど
ぶうにゃんが流れると
手が止まる。
家事の中でも
比較的得意で大好きな
アイロンかけをしていても
手が止まる。
耳が音を追う。
素人の耳と胸の
何をどう掴んだのか
解らないけど
確かに異彩を放っている。
たまたま
この第11回の審査員の方々には
好意的に取って頂けたのかもしれない。
去年の審査員の方々だったら
落とされていたかもしれない。
そう思えるほど
抜きん出ていた。
タイミングも運も
才能の一つらしいから
やっぱり天才なんだ!
ところで、
もう一度
東京コンサートの
アンコール曲を
聴きたいな。
ぶうにゃんの
異彩のカーテンを揺らす
太陽と風が懐かしくなる。
忘れたくないのに
もう、朧げになっている。
空っぽの頭を叩いたら
いかにも
空っぽの音がした。
