1990年と言えば
ぶうにゃん24歳
数えなら本厄だ。
移住して2年。
後ろ盾もなく
異国の空の下での生活は
不安もあったろう。
生活の為に
沢山のピアノを弾いたかもしれない。
疲れ切った身体に
鞭を入れるように
演奏してきたのかもしれない。
で、この頃
転換期が訪れたのかな。
「人気取りはやめた」
と…。
それがバッハだったようなのですが。
ぶうにゃんも
バッハの曲で
涙を流したのかもしれないと
考えた。
バッハ
侮れない。
人生の
上り坂で聞いても
下り坂で聞いても
多分その時の姿に
寄り添ってくれるのだろう。
ぶうにゃんが
我が人生に悔い無し
と笑うのは
もっともっと
後になってからだと思う。
今は何度目かの転換期かもしれない。
でもその度に
力強く 爽やかに
前に前に漕ぎ出す
ぶうにゃんでありますように。
次の厄年は
数えで61歳。
ぶうにゃんらしく
欲張らずに
ありのままの
ピアニストでいてください。
惜しまずに拍手を
贈ります。
