お写真は
日本アーティスト協会さまの
ツィッターより
拝借いたしました。
その上の動画は
東日本大震災の後の
仙台でのチャリティコンサート。
このバッハを聴いた時
知らず知らずの内に
涙が溢れた。
年と共に緩んだ
涙腺の賜物かもしれないけど
去年、
動画サイトで見る
ぶうにゃんの演奏が
楽しくて仕方がなかった頃
出会ったバッハ。
曲は聴いたことがあった。
でも
このバッハは胸に染みた。
丁寧に優しく響く
主よ、
人の望みよ、喜びよ
汚れを知らない女子高生の皆さんの
美しいコーラスも理由の一つだけど
ぶうにゃんの弾くピアノが
ふんわりと優しく包み込む
オーガンジーレースのように
空から舞い降りてくるのが
見えた気がした。
ぶうにゃんも
可愛らしい女子高生も
音楽以外の説明はしていない。
それでも
その涙がいつか乾きますように
その哀しみがいつか癒えますように
傍にいるよ
心配しているよ
と雄弁に語りかけてきた。
静かで優しいバッハだった。
ソロの演奏ではなく
伴奏だったからだろうか
ぶうにゃんのピアノが
女子高生達の
清らかな歌声を
しっかりリードしながら
支えているようだった。
コーラスのある時は控え目に
間奏部はダイナミックに
ぶうにゃんは自在に
ピアノを操っている。
実は
今も時々聴いては
ぶうにゃんに包まれている。
そのピアノ曲が
東京コンサートで
多くの方々のメッセージ紹介の
BGMとして流れていた。
動画メッセージの後
アーティスト協会さんが募集した
コメントが映し出された。
私も小さなコメントを
送っていた。
奇しくも
私のコメントは
バッハの事だった。
私のコメントが映ったのは
一番最後だったけど
もしかしたら
ぶうにゃんに届いたかもしれないと
ちょっと思って嬉しかった。
あの時の
ぶうにゃんの声なき声は
ちゃんと響いたよ。
ピアノがどんな言葉より
美しく優しく語りかけてくれたよ。
そう思いながら
もう少し書きようがあったろう
自分のコメントを見つめていた。
ぶうにゃんのピアノが
心までの道を
明るく照らしてくれたよ。
だから
これからも
発信したい事があったら
ピアノに乗せてね。
必ず何かを
感じ取るから。
八ヶ岳小ネタ
音楽堂の天井。
日本建築を思わせる
木枠で明かり取りをしている。
フクロウみたいなのは
照明。
本当に綺麗な音楽堂でした。


