灯が落ちて
お客様が退席した
薄暗い会場で
ピアノに向かうぶうにゃん。
疲れているはずなのに
気になる所でも
あったのだろうか。
御行儀良く揃えた足
少しラフなお洋服に
お着替えなさったのかな。
お客様が
いらしても
いらっしゃらなくても
ピアニストは孤独だなあと
思ってしまう。
頼れるのは
積み重ねた時間と
磨いた技術と
自分への信頼だけなんだろうなあ。
厳しいお仕事だなあ。
動画サイトを見ると
ピアニストの方って
かなりお年をお召しになっても
ピアノの前にいらっしゃる。
左右の手足を均等に使い
美しいものを
美しいと
素直に感じているからかもしれない。
ピアニスト特有の
怪我や病気もあると聞く。
新聞で
音楽家と舞踏家向け医学の
研究会設立準備が進んでいると
読んだ。
音楽家と舞踏家は
極めて特殊な身体運動を
強いられているからだそうだ。
腱鞘炎、筋肉痛、関節痛
神経障害など
幼い頃から続けていることで
発症時期や程度も様々で
通常なら問題無い症状でも
演奏や演技には
大きく影響する。
その上
日々の練習でスキルを維持するため
完全休養が難しいという
特殊事情があるんだそうな。
そして
プロフェッショナルが
要求するレベルは高い。
だから
演奏芸術医学という分野の確立が
必要なんだそうだ。
薄暗い舞台で
孤独に闘うぶうにゃんを見て
あの背中に
どれだけの荷物を背負っているのかと
切なくなる。
せめて
目の前で披露される
心を込めた演奏に
心を込めて拍手しよう。
Bravo ぶうにゃん
しつこいようですが…
ぶうにゃん
大好きだよ。
