1990年9月来日の際
東京文化会館での
リサイタルにいらした方が
ぶうにゃんの演奏を聴いた感想を
記事にしている本がある。
常々
ぶうにゃんという人は
頭の回転が早く
1を聞けば10を理解してしまうし
表現する語彙も
相当沢山あると
思ってはいた。
そこへ持ってきて
今回は
頭の良い演奏ときた。
どうやら
アーティキュレーションなるものを
解き放しながらも
流れに作為的なものが無いのが
その理由らしい。
最初は2音ずつ
アーティキュレーションなるものを
しながら
繰り返す毎に
曲の進行と共に
アーティキュレーションなるものを
解き放したんだそうな。
音の繋がりや区切りのことを
アーティキュレーションと称し
レガートやテヌート
又はスタッカートのことをいうらしい。
ふーむ
ピアノの何たるかをご存じの方には
解るのね。
ピアノのことを知らない
天下無敵のアンポンタンは
まだまだ謎が多い。
その上
ぶうにゃんは利発である。
いよいよもって
ワカランチンが
コンサートに行くのは
暴挙に思えてくる。
理解できなくても
音を楽しんでこよう。
やっぱり好きだなあと
胸を熱くしてこよう。
文字にする程の
しっかりした感想は
私には至難だとしか思えない。
利発なぶうにゃんが
自慢だけど
ちょびっと恨めしい。
