何とかの一つ覚えで
飽きもせず
協奏曲一番と
アンダンテ・スピアナートと
華麗なる大ポロネーズを
聴きながら
大好きなおやつを
頬張っている。


で、毎回同じように
凄いなあ
好きだなあ
と思う。



ぶうにゃんの弾く曲の楽譜に
あの総てが書かれているんだろうか?


胸の奥に響いて
じわじわとだったり
凄い迫力だったりしながら
身体全体に
響き渡ってくる。



線が5本。
何種類かの音符と
気が遠くなるほど
沢山の記号。



それを組み合わせて
流れや緩急を付けて
強弱もつけて
こんなに素敵な曲になる。


その楽譜を
素晴らしい技術で弾いた
素敵で凄いの集合が
美しい曲なんだなあと
改めて拍手する。



我がお館様は
奥は気がふれたと
思うかもしれないけど
構わずbravoの嵐だ。


音符と記号の
精密緻密な設計書は
今も沢山の曲になって
心を慰めたり
勇気づけたり
してくれる。


音楽って凄いなあ。


楽譜って

音符や記号って

雄弁だなあ。


人間だけが
音楽を奏でることができて
音楽で心を満たすことができる。


人間には
音楽が必要なんだね。


こんなに素敵な楽譜。

看護師さんの
ナース服のように
薄ーい薄〜いピンクやブルーの
楽譜があっても楽しいのに。


ワルツは桜色

ノクターンは湧水に
一滴濃紺を落とした色

協奏曲は柚子を搾った色

ポロネーズは太陽の光の色


こんなこと考えてると
ピアノや楽譜が
お友達に思えてくる。


確かに
楽譜というものは
雄弁だ。