余り近いと
思わず目を閉じてしまう。
近いって言っても
画面と私が
近いというだけですが。
美しく舞う、
ぶうにゃんの
陶磁器のように
白い手を見ていると
時間を忘れてしまう。
どちらかと言えば
優しく儚げな音より
力強く響き渡る低音が好き。
ただ、曲としては
消えてなくなりそうな
協奏曲一番の第二楽章が
大好き。
こうして書き連ねていると
何が好きで
何処が好きなのか
解らなくなる。
で、突然思う。
ぶうにゃんの
白さをまじまじと見ると
あぁ、私は黄色だなあ。
ぶうにゃんは
生まれつき色白の上に
日照時間が少ないと思われる
北国に生まれて
何よりピアノの前に座る時間が
長かっただろう。
色は透き通るくらいだ。
多分…きっと。
近寄り難いとは
こういう人なんだなあ。
ぶうにゃんが奏でる
生まれたてのピアノの音を
聴ける機会を頂けたけど
今更ながら不安になる。
このアンポンタンめが
会場でぶうにゃんの演奏を聴く
有難い幸運を掴んでいいのだろうか。
ぶうにゃんの
数年ぶりの演奏の
何かが解るだろうか。
恐らくミーハーは
解るまい。
やっぱ
ぶうにゃん凄いなあ
かっちょいいなあ
と思うだけだろうなあ。
せめて
その眩しさを
大切に胸に抱えて
家路を辿ろう。
曇り空に太陽が見えなくても
私の太陽が
包んで温めてくれるはず。
ぶうにゃん
最高!
ミーハー
万歳!!
