何の雑誌だっけ……。

凄く印象に残っている言葉


『美しいピアニッシモを弾く為には
 筋トレが不可欠』

えっ?
ピアニストに
筋トレが必要なの?


しかも
フォルテッシモじゃなくて
ピアニッシモなの?

とびっくりした。

こういう小さな事が
ピアノ未経験者の
お軽いミーハーには
解りかねる。


確かに
サントリーホールで
しょぱん元帥の協奏曲を聴いたとき
小さな音は弱い音ではないと
空っぽの頭で思った。


響きだろうか
インパクトだろうか
よく解らないけど
大好きな第二楽章の
甘やかなフレーズも
ちゃんと胸に届いた。


どんな魔法を使ったのかと
直ぐ短絡的に考える
スーパーミーハーの私。


でも
ぶうにゃんの
この言葉を思い出すと
ピアニッシモこそ
全身で弾いているのだと
大きく頷く。


数年ぶりのコンサートまで
二ヶ月。

ぶうにゃん殿
心と身体の準備を
始めましたか?


何を仰るウサギさん

鍛錬は欠かさず
しております。


と仰せだろうか。


筋トレの証のピアニッシモ

存分に
聴いてみたーい。


年を重ねても
生き甲斐は大事。


でも、
今生きていることに
感謝していると話す
戦禍の美しい瞳の方々には
申し訳なくて
居た堪れない。


彼等に 
生き甲斐が戻るのは
いつだろう。

祖国の為に奮い立つ彼等にこそ 
英雄ポロネーズが 
よく似合う。