ピアニストも
腱鞘炎を患うらしい。
あの指の動きを
のべつまくなしに
幼い頃から日々鍛錬するのだ。
筋も関節も故障は出る。
腱鞘炎を調べていて
肘から手首にかけての
2本の骨の一本を
尺骨というのだと
初めて知った。
私は誠にオメデタく
さっぱり成長というものを
体感しないまま
今日に至っている。
周りは兎も角
私自身は
何の不都合もない。
まあ、たまには
もう少しお利口になりたいと
思うけど
今更長足の進歩は
望めない。
家族に今まで通り
迷惑をかけつつ
楽しいミーハー生活を
送ろうと
膨よかな腹を括った。
知っていることの数倍
知らない事がある。
それでも
好きこそ物の上手なれだ。
好きだということに
オリンピックの如き
意義がある。
最近兵器や軍艦に
唯ならぬ興味を示す
一番偉い人が
目を丸くすることを
言う私になった。
尺骨のお陰で
又一つ尊敬の欠片を
頂戴した。
我がぶうにゃんの
尺骨は
どんなに長く
美しかろうと
つらつら考えているなどと
間違っても言えない。
肘から手首までは
足のサイズと同じ。
しからば
30センチくらいかな?
ぶうにゃんは
尺骨も美しいに決まってる。
美しいは…
正義だ。
