わが祖国
それは音楽。
1988年の物。
今見ると
一層切ない。
音楽がある場所が
祖国であるなら
彼の国も
日本も
移住したドイツも
もう一つの祖国イタリアも
地球の殆どの国が
ぶうにゃんの祖国になる。
温かい心と
癒しの力、
そして卓越した演奏技術を持つ
私が大好きなピアニスト
ぶうにゃん。
移住を決めた時
彼の国に音楽はあったけど
違和感を覚えて
我慢が膨らみきってしまって
背中の羽が疼いたんだろうな。
ぶうにゃんは
彼を優しく育んだ
北の大地を
離れてしまった。
懐かしい思い出も
置いてきてしまった。
最近のニュースのトップが
本当に辛い話題で
私でさえ
こんなに胸が痛む。
ぶうにゃんの心は
どうだろう。
祖国
温かく、
遥か遠くにありて
思うもの
かな。
平和は
ありがたい。
誰も幸せになれない戦争が
一日も、一刻も早く
終わりますように。
