広い舞台に
一台のピアノとスツール
2本のマイク
そして
ピアノとぶうにゃんだけに
スポットライトが当たっている。
周りをぐるりと埋め尽くした
沢山のファン
ピアニストって
リサイタルの時は
孤独なんだなあ。
2000人の方々が
ぶうにゃんの手元
ただ一点を見ている。
考えてみたら
恐ろしいことだ。
沢山のファンは
沢山の味方のはずなのに
沢山の辛辣な目の持ち主でもある。
ピアノを弾く人なら
目につくことも
耳に残ることも
あるだろうな。
幼い時から
ピアノと共に歩んだ人だけど
強い人だなあ。
幼い頃は
解らなかっただろう
恐怖感と闘い始めたのは
いつ頃からだろう。
温かい拍手と
真っ直ぐに届く
bravoの声だけを
頼りに
頑張っていたんだね。
簡単に
又リサイタルを…
って
言えなくなっちゃうね。
ぶうにゃんは
リサイタルと
オーケストラとの共演の
どちらがリラックスできるんだろう。
始まりも終わりも
自分のタイミングでできる
リサイタルは
自由ではあるけれど
負う責任は大きい
コンサートは
責任は分散されるけど
タイミングもバランスも
気を使う事が多い。
ミーハーの私は
何方のぶうにゃんも
好き。
孤独な闘いを続ける
ぶうにゃんには
一際大きな拍手を
贈りたい。
CDのぶうにゃんではなく
孤独に闘うご当人に
拍手を届けたいな。
