
ピアノの何たるかは
解らずとも
ぶうにゃんの左手が
生み出す音が
大好きだ。
バッハ師匠、
イタリア協奏曲の
ブレストは
何度見ても
何度聴いても
飽きることがない。
私は
左手の存在が
はっきりしている演奏が
好きなのかもしれない。
勿論
多くの楽曲の中には
山程の
左手スペシャリストを競うような
素敵な曲があるんだろう。
だから
今の処……なんだけど
私は
バッハ師匠の協奏曲を弾く
ぶうにゃんが
大好きなんである。
ピアノのツヤツヤした
黒い正面の板に
映り込んだ
ぶうにゃんの手。
時々メーカーのお名前がかいてある
あそこに
ぶうにゃんの
しなやかな手が映る。
絶品ではないか。
此方側から見るより
カクカクしているように見える。
左手でも
力強く、タイミングを外さず
ダイナミックにピアノを弾く姿を
動画で見てはうっとり
CDで聞いてはどきどきしています。
バッハ師匠のブレストは
動画サイトで見ているのですが
陽気なぶうにゃんが
頭を右に左に倒します。
そこが
大のお気に入り。
小さなツボは
数えきれないほどある
この動画ですが
余りに小さな素振りで
説明できず
これでは備忘録にならないけど
多分見始めれば
アレも、コレも
ココも、アソコも
と
湧いてくる私であります。
そして
目下いくら聴いても
聴き飽きることがない
アンダンテ・スピアナートの
出だし。
左手のギターで言うなら
アルペジオ。
特に綺麗なのが
左手の人差し指。
これで恋に落ちないご婦人は
もしかしたら
トキメキを忘れかけているのかも。
ぶうにゃんに
遅れてきた二度目の恋をした私。
ドキドキ
ワクワク
ソワソワ
ウキウキ
の毎日なんである。