ひぇーーー


絶対
身長の3分の2は
足ではありませんか…


よくも
こんなに長ーい
スラックスが
あったもんだ。



腰が小さくて
ウェストが細いこと。


周りを取り囲む
お嬢さん達のいでたちから
真夏の来日だと思います。


後ろに見える電車は
新幹線ではなく
東海道線か中央線か
どこへの移動なのか


ぶうにゃんほどならば
ハイヤーをお使いかと思いきや
こんなに普通に
移動してる。


まあ、
著書によれば
母上はご一緒できず
教授と
お国の命令を仰せつかった
恐らくは音楽には
これっぽっちの興味も無い
お役人さまを
同伴しての
大名行列みたいな移動だったんだろう。


こういうものだと
思ってはいても
インタビューひとつさえ
思う通りにはならず
リサイタルで弾く曲も
ままならなかったんだろうな。



芸術家には
何よりも
自由な発想と刺激が必要なのに
凄く不自由に思えただろうな。




……にしても
スニーカーを履いているのが
珍しい。



平均的モスクワっ子
とは言えないかもしれないけど
なんだか
胸がキュンとするくらい
可愛い。


ほんの少しでも
若い男の子らしい姿には
良かったね
と声をかけたくなる。



たとえ今が
酢いも甘いも知り尽くした
二枚目実年だとしても。



ぶうにゃんの
祖国の映像が
心優しいぶうにゃんを
傷つけているのかも…と
考えると
居た堪れない。
陣地取りに躍起にならなくても
今充分に広い国土があるのに。
壊されてゆく生活の映像は
本当に起きている事だと思っても
切なくて哀しい。
早く間違いに気づいてくれますように。



ぶうにゃんには
彼の国での生活は
過酷で息苦しいものだっただろうな。