私は自他共に認める
うっかり症候群だ。

だから
最近のニュースや新聞の見出しには
お尻が3センチは上がるほど
びっくりする。


クレムリンの偉い人と
我が憧れの君の名前が似ている。


プー○ン

○ーニン


我が空前絶後の
ハンサムピアニスト氏には
最近の話題がなかなか無い。


例え小さくとも
何か新しい情報は無いかと
常日ごろ待ちわびて居るのである。
ついつい目が行くのも
仕方がないではないか。


しかし
内容は リサイタルのお知らせではなく
侵攻の進捗具合だ。



よもや
プー○ン殿
名字がスタ○スラ○では
あるまいな。


取り急ぎ
物知りのぐーぐるに聞いてみる



ウラジミールさんと
おっしゃるらしい。



不穏な単語が
溢れる昨今
その中に突然
見たようなカタカナの4文字が見え
最初の文字は
濁音なのか
半濁音なのか。
暫し心を鎮めて
目を凝らす。




こんなことが
続いている。



私がお目出度い人間なのか
危機感が体内で検出できないのか                           

目下戦闘態勢にある
この恐ろしい現実が
嘘であってほしいと
思っているからなのか。



でも、
先行き不透明で
一向に終息しそうもない場所が
地球に実際にあるのだ。



申し訳ないような
我が身が情けないような
気持ちになってしまう。




コロナも然りだけど
平穏で平和であることは
幸せなことだ。



二人の名前を見間違えることを
笑ってやり過ごせる日が
早く来ればいいな。



それにしても
カタカナ四文字の名前の
いばりんぼ、ワカランチン大将と、
神様が授けてくださった力で
未だに私を惹きつける
魅惑のピアニスト様。



見間違えないようにするには
どうしたらいいのか…。



この
何も得る物がない諍いが
一刻も早く終わることを
心から祈ります。



小さな男の子の瞳の色が
正にぶうにゃんのような
グリーンに灰色を落とした色で
思わず目を伏せました。


流れているはずのない
バッハが聞こえるようでした。