ピアノのレッスンで
思い浮かぶのは
ピアノの前に
御行儀よく腰掛けた生徒さんと
その横から
熱心に鍵盤の上を見る先生。


ただ、
最近お邪魔するブログの
ピアノ教室の先生は
ピアノの技術だけを
見ているのではないらしい。



生徒さんの横からだけでなく
背中からも
ピアノへの取り組み姿勢を
見て下さっているのだと
新しい発見をさせて頂いた。



ピアノを通して
幼児教育や社会性も視野に入れ
音楽だけでなく
学ぶという事の大切さを 
根気よく教えてくださる。



俯瞰で見守ってくださるのだと
改めて知った次第。



思えば
社会人時代
上司が仕事中に
背中側を通ると
変に緊張して
電卓のミスタッチをしたり
電話応対がいつもと違ったりした。



背面は
一番無防備でありながら
一番緊張を強いられ
気配を窺わなければならず
背後に気配を感じる時は
神経を普通以上に尖らせたなあ。




このお写真は
生徒と先生が逆だけど
生徒のぶうにゃん
緊張感に欠けてはいる。


コンクールやリサイタルで
テレビカメラが入ると
真横や真上
斜め横からや
背面から
レンズが狙う。


慣れればいいのだろうが
緊張するだろうと思っていた。


でも
色々な方向から
見られる事や
言葉もなく
見つめられる事に
慣れているのかな。


人の気配を感じながら
冷静に演奏できるピアニストは
その昔なら
かなりの剣の達人か
やり手の忍者になれたのではと
思えて仕方がない…


さて、ぶうにゃん殿
あの身体の大きさでは
忍びには向かないだろう…


然しながら
ピアニスト特有の
感覚があり
冷静沈着の極地の経験多数なれば
数々の逸話を残す
お武家様になったことだろう。



あっ
ぶうにゃんのお国は
騎馬隊があり
サーベルと革のブーツを履いた
洋式の士官だった。


妄想は簡単に
状況変更ができて
便利ではある。