今回のオリンピックは
切ないシーンが多い。
先ずなんと言っても
女子ジャンプ競技の
高梨沙羅選手。
オリンピックの神様は
この可愛らしい子に
何故欲しい色のメダルを
くださらないのだろうと
胸がいっぱいになったのもつかの間。
今度こそ彼女の
弾けるような
女のコらしい笑顔に
よく似合う
綺麗な色のメダルを…と
勇んで見た混合団体。
ジャンプではない
スーツの問題で
又小さな身体を丸めて泣く姿は
本当に痛々しく
画面の此方側で
ポロポロ涙を流した。
もうこんなことが
起らなければいいなと
思っていたのに
沙羅さんより若い
いや、幼い少女が
悲しそうに泣いている。
ぶうにゃんは
どのようにご覧だろうか?
生まれ育った国の
惨状とも言えるこの場面を
すんなり
有り得なくはない
と思うのだろうか。
そんな馬鹿な話はない
とお考えだろうか。
思春期までを過ごし
良い思い出も
辛い思い出も
沢山あるだろう
あの国。
音楽家にとっては
興奮作用は芳しくないから
あのような問題は起こらなかっただろう。
でも
未だに幼い少女に
大きな傷を
身体と心に与えている
恐ろしい現実は
優しいぶうにゃんをも
傷つけているような気がする。
後味がこんなに不味い大会は
初めてのように思う。
ぶうにゃんと同じ
西洋人の綺麗な瞳から
流れる涙が乾く日は
いつになるのだろう。
