その昔
オトナの男性の
大切な小道具だった煙草。



煙草の香りは 
ヤニ臭いなどとは言われず
オトナの香りだった。



長い指に挟んだ
吸いさしの煙草は
大きな手を一層大きく見せた。



煙草を吸う横顔は
シニカルで
少し憂鬱そうで
なんだか謎めいて見えた。



残念ながら
今は煙草には百人の敵がいる。





私も喫煙者には申し訳ないけど
煙草の何が良いのか
さっぱりわからず
最近は住みやすい世の中になったと
思っているのですが
この人のこういうお写真を見ると
ドキッとしてしまう。



恋なんて
独りよがりで勝手気ままなものだから
まっ、いいか。



今、猛威を振るっている病

肺のダメージが大きいと聞く。
愛煙家のぶうにゃん
どうか、どうか
慎重に遊ばしてください。 




来るべき時
万全の体調で
ピアノの前に座れるよう
日本の片隅で祈っています。




その終演後なら
ドキッとする色香で
小道具の煙草をお召しでも
微笑んで眺めていられると
思うのです。

ほんの一服だけね。


今更だけど
タバコのパッケージは
お洒落なものが多かった。


セブンスターは
ポップで好きだった。


吸ったことないけど…。