好きだったなあ。
ぶうにゃんとの
相似点は解らない。
ただ
この人の
リズミカルな歩き方が
こよなく好きだった。
素敵なお金持ちのおじ様も
好きでしたが
この時の士官候補生や
どうしようもないジゴロ役の
若い時の歩き方が好き。
体重を前に移動させるのが
少し早いというか
スポーツ選手のように
バネが効いているというか
何と説明していいのか
解らないけど
リズミカルで
楽しそうな歩き方が
今も心に残っている。
ぶうにゃん氏である。
ショパンコンクールの時の
悠然とした歩き方は
余裕綽々に見えて
何事にも動じないぞ!
と聞こえてきそうな
歩き方だった。
今はどんなスピードで
歩いているのだろう?
一時期物凄い早足だったけど。
生き急ぐことの
勿体なさに気づいたならば
少し余裕を感じる歩き方に
なったかもしれない。
ゆっくり動くことは
無駄ではなく
足元や
過ぎ去ってゆく景色に
思いを致す
贅沢な時間だと
ほんの少しだけ
思う事があればいいな。
長ーい足で
颯爽と歩くぶうにゃんも
大好きだけど
小さなものや
微かな香りに足を止める
ぶうにゃんが
必ず存在していると思う。
お散歩の道の春は
まだ遠くでしょうか?
もうすぐ
桃のお節句です。
