Stanislav Bunin plays Rachmaninov 2nd piano concertoS. Rachmaninov : Piano concerto Nr. 2 c-minorModeratoAdagio sostenuto - 11:40Allegro scherzando - 23:20NHK Symphony OrchestraYuzo ToyamaStanislav Bunin, pian...リンクyoutu.be



40歳くらいの時

雑誌のインタビューで

ショパンに対する気持ちを
伝えている。

コンクールの時は
弾く時のアイディアが
無かったけれど
今は複雑になったそうな。

だから
あの時は単純に
たった一つの確信を持って
そこに向かって
猪突猛進できた。
今は
違った解釈の選択肢を
聞き入れるようになった
……と。


そして


歳を取ったし
手も…ね、
今は
ラフマニノフや
チャイコフスキーなんて
弾けませんよ…。

若い自分が
懐かしいです。



考えたことも無かったな。

プロにも
難曲があるんだ。


そして
楽譜にも
様々な種類があること。


作曲家は
楽器ではなく
人が歌う事を想定して
作っている。
ショパンも
そうだったのではないかと。
 

ラフマニノフって
素敵な曲だなと思ったのは
いとうみどり さんの
スケートを見た時。

ダイナミックな曲だなあと
思ったのは覚えてる。
でも、難曲だとは
思い至らなかった。


あのインタビューから
15年経ちましたが
如何ですか?

あんな事言っちゃったけど
余裕で弾けていますか?



そうであればいいなあと
願います。


こうして改めて聴くと
プロだから弾けるんだろうと
思えてくる。


汗が滴り落ちて
体重も減ったのではないかと
思うくらい
全身で弾いている。


時々アラビアのロレンスみたいな
曲調になるけど
多分雄大な土地と
厳しい自然に囲まれて
言葉にできない思いを
ピアノにぶつけたんだろうなあ。


ピアニスト泣かせの
ラフマニノフ。

クラッシックって
ピアノって
力強いな。

愛らしくて
甘く囁くような曲もあるけど
こんな風に
地底から響いてくるような
生きるエネルギー満載の曲もある。
それを
オーケストラやピアノで
幅広く奥行き深く
豊かに聴かせてくれる。


難曲は
何度聴いても
引き寄せられてしまう。