
ぶうにゃんは
足が長い。
西洋人の特徴で
脛…
膝下が長い。
演奏する時
椅子とピアノの高さを合わせる所を
見ることがある。
…が、
ピアノの高さは変えられないから
椅子の脇にあるネジを
グルグルして
弾きやすい高さに調節しているらしい。
はてさて
膝下のみならず
とにかく脚長ピアニストのぶうにゃん。
どうにも窮屈そうだと
思ってしまう。
だからかなあ
左足のペダルから足を離す時は
膝を折って
椅子の下まで足を引く。
膝小僧が
ピアノの底板に
当たってるのかも。
5分程度ならいいけど
40分以上もある曲目では
ピアノの下に
あの長い足を格納したままでは
エコノミー症候群になりはしないか?
時々足を伸ばした方がいいのでは?
と又
取るに足らない心配をする。
何を御召でも
本当に良くお似合いだけど
あの
少し窮屈そうな姿を見ると
ちょっと可哀想に思う。
余計なお世話なんだけど
気になっちゃう。
お気楽な私なのであーる。
ピアノ自体の高さを
調節できないとすると
(はい、詳しくは存じません)
やはりピアノという楽器は
何度かのマイナーチェンジをしながら
フルモデルチェンジはしない
最初からある程度
完成された楽器かもしれない。
ピアノを楽しむ人の体格が
変化することは
全くの想定外で
まあまあ椅子をチョチョっと
調節すればOK!の時代を過ぎ
背だけでなく
腕も足も長くなった現代
窮屈な人がいて当たり前だ。
なんなら豊かになった食生活で
お腹周りがふくよかな方も
おいでのはず。
丁度いい鍵盤までの距離から
年々離れていく方も
きっといる。
いやいや
ピアニストたるもの
研ぎ澄まされた感性を保つべく
生活の全てが抑制され
管理が行き届いているんだろうか。
変化する前から
手足の長ーいぶうにゃん。
成長期には
みるみるうちに
譜面から距離ができただろうな。
それでも頑なに
椅子で調整するピアノ。
むむむ
やるな、お主
なのだ。