多分同じ年の人より
多くの視線と
多くの言葉の矢と
多くの喝采と
多くの寂しさと
闘ったんだろうなあと思う。

今こうして
穏やかに微笑むことができるなら
無駄な時間は無かったかもしれないけど
楽しいことばかりじゃ 
なかったはず。

でも
お育ちの良さは
そんなことも
魅力のスパイスにしてしまうのか  
穏やかで上品なオジサマに見える。


ロマンスグレイとは
かくありたい。


ベージュや茶色
ワインカラーが似合うのは
髪の色が変わってからだと
勝手に思っている。

こめかみに
白い物が見え始め
笑顔が深く優しくなってから
オトナになるような
そんな気がしていたのですが 
これは人によりけりで
我が家の一番偉い人は
少しもオトナには
なりきれないでいる。

ぶうにゃんのような
苦労が足りなかったせいか。

ともあれ
ぶうにゃんのベージュは
とても素敵なのだ。

ロマンスグレイ

かくありたい。