
なんと堂々たるお姿。
燕尾服を着る為に
ピアニストになったみたい。
まあ、それはさて置き。
このミラノ・スカラ座が
ものすごーく美しい。
舞台のバックには
大きな…壁画かなあ?
が描かれている。
客席の二階席には
半円形に張り出した
特別席がずらりと並んでいる。
あぁ、
音楽や歌劇というのは
貴族の娯楽だったんだなと
改めて思う。
庶民ではない。
幼い頃から本物だけを
取り込んできた
貴族の趣味と厳しい耳を
満足させるに足る
本物の演者だけが
その舞台に上がる事を
許されたんだろうなあと
どっぷり庶民の私は
お煎餅を噛り
お番茶を頂きながら
有り難いミラノ、スカラ座の演奏を
楽しんでいる。
そう言えば
テアトロオリンピコ劇場も
凝った造りが
CDジャケットに映っている。
日本で言うなら
平等院鳳凰堂か
銀閣寺か……。
書きながら
御行儀の悪い我が身が
なんとも情けなく
申し訳なく思える。
ぶうにゃん
ごめんね。
次は
御行儀よく
貴婦人のように
聴くからね。
