コロナで

仕方なく自粛していた毎日。


ふと、

今年は延期された

ショパンコンクールがあると

ニュースで見た。


そう言えば

戸棚にぶうにゃんの本があった。

(正確には戸棚から出てきた)

ついでにCDも出てきた。


CDを聴きながら

カーテンコールのあとでを

読んだ。


確かに以前読んだのに

ほぼほぼ

記憶が消ええ失せ

まっさらな頭で、

再び読んだ……

が正しい。





この人はこんな社会にいたんだ

と胸が痛んだ。


流れてくる

ショパンの協奏曲一番に

だんだん意識が集まり

40数分の演奏を、

繰り返し聴いた。



凄い


ただ、凄かった。


何が凄いか解らないけど


とにかく凄かった。


あの日から

ぶうにゃんと私の毎日が

始まった。