長男結婚式の続きです
夫婦最初の共同作業
ウェディングケーキ入刀です
去年3月に入籍して
結婚式披露宴会場を検討していた二人
去年の母の日ランチで長男から
「会場は父さんと母さんと同じ
三井倶楽部に決めました。
でも、来年の春までお日柄が良い日が
空いてませんでした」
「母さん、
俺たちのウェディングケーキ
作りたいよね?」
「もちろん
作ってもいいなら!」
英国にいた時にCollegeに3年間通い
Sugar CraftのFull Diplomaを取得
英国ではウェディングケーキは
VenueやDressに合わせて
オーダーするのが主流
ロンドン、ニューヨーク在住の時には
コンペにウェディングケーキを出品したり
雑誌へ記事を提供していましたが
ドレスとマッチするデザインが好きでした
(もうすぐMet Galaですが
セレブレティーのドレスから
インスピレーションを得ることも多く)
お嫁さんのウェディングドレス
ANTONIO RIVAの写真を見た第一印象は
洗練された美
シンプルとエレガンスが調和した
計算された美しい流れ
これを邪魔しない
シンプルで高貴なケーキを作ろうと
デザインを練りました
お嫁さんからのリクエスト
蘭のお花のシンプルなケーキとも
ぴったり合って
ドレスのバックスタイルは
リボンが重なりその下にはチュール
これもケーキに採用しよう!
ケーキのエッジはストレートにして
スッキリモダンなイメージ
Royal Icingでのコーティングは
何層にもコートして綺麗な表面に
シュガーフラワーは
花びらを一つ一つ型抜き
中心をペイントし
時間がかかるけれど
没頭できる楽しい時間
乾くと非常にFragileなので
たくさん作っておいて
そんなこんなで結婚式の前々日
(結婚式前日に搬入)
仕事を定時で上がり
黙々と納得いくまで夢中で作業
気づいたら午前3時近く
当日のケーキ入刀はこちら
ありがとうございました」
「素敵やん!」
二人の言葉にウルウル
ゲストの皆様からも
「愛情たっぷりの披露宴」と
お褒めの言葉をいただき
心の底から嬉しく
ケーキを作らせてくれた二人に感謝でした
ケーキ台とナイフは持参せず
三井倶楽部のものを使わせていただきました
👇ナイフを入れる目印をカモフラージュするのに
ドレスバックリボンデザインが効果的でした
食べられるケーキの持ち込みはNGでしたので
こちらのケーキの中身は
発泡スチロール製のケーキダミーを使っています
家に持ち帰り
色々なケーキスタンドに載っけては写真を撮り
最終的にブルーグリーンのスタンドに飾りました
会場セッティングの際にお花が壊れることもあるので
持参していた予備のお花
出番がなかった子をトップに置いて
こっちの方が良かったかな〜などと遊びながら
余韻に浸るGWになりました
ゲストの皆さんが蘭を生花だと思ってくださって
嬉しかった
またシュガーアートのお仕事をしていこうかな
やりたいことがいっぱいのマグロです